建設資材の責任ある調達 – グリーンビルディング第三者認証のためのガイダンス
2022年 October 21日
著者: Imane Ketrane, Sustainability and Energy Analyst, Longevity Partners 編集: Carson Smith, Sustainability & Energy Consultant, Longevity Partners 「倫理的調達」とも呼ばれる「責任ある調達」とは、企業がサプライチェーンや 買い手との関係において、社会的・環境的な影響を考慮することを自発的に取り組むことです[1] 。 責任ある調達は、企業の社会的責任(CSR)への自然な取り組みから生まれたものであり、強固なビジネスモデルの重要な構成要素となっています。特に、ファッション、食品、化粧品、建築/エンジニアリング/建設(AEC)などの生産集約型産業全体に広がっています。建築分野では、責任ある建築資材の調達を優先することで、環境、サプライチェーン、発注者[2]にメリットをもたらし、持続可能な発展の主要な3つの柱である人、地球、利益[3]すべてに沿うことができます。 倫理的な労働慣行の向上や人々の健康と安全が主な社会的メリットとして挙げられます。また、責任ある調達は、廃棄物の削減や資源効率の向上を通じて、環境保護にも役立ちます。責任ある調達から見えるこの2つの側面は、企業の評判を高め、ビジネスの誠実さを維持することで、より多くの利益を生み出すという経済的なメリットももたらします。 責任ある調達:グリーンビルディング認証の要件に必要不可欠な要素 建設資材の責任ある調達は、BREEAMやLEEDなどのほとんどのグリーンビルディングの認証で評価対象となります。 […]