CEOの見識 洞察 – 新領域に向けて一丸となって邁進する

コロナウイルス感染症の大流行にもかかわらず、ロンジェビティー・パートナーズは不動産業界を変革するという使命を果たすべく成長の一途を遂げてきました。

 

私たちは顧客満足のためプロジェクトを潤滑に遂行しつつ、社員の健康とウェルビーイングに重点を置いてまいりました。経済活動を促進するグリーンジョブを創出し、若く才能にあふれた人材を採用しました。他社が削減や雇用の打ち切りを行う状況下でも、雇用を維持し、社員へ賞与の支給も実施し、また系列のグループ会社も含め、政府の給付金の申請をすることなく営業活動を行いました。

 

弊社では社員の安全と精神衛生は極めて重要であると考え、ウイルス対策を迅速に行いました。政府からガイドラインが発表される以前の3月上旬から、公共交通機関の利用を控えての出社や在宅勤務実施のため、フレックスタイム制を推奨しました。2015年の創業以来、社員全員が在宅で勤務が行えるよう設備環境を整えたので、3月16日以降でも全社的に在宅勤務となった際も大きな混乱なく移行することを可能としました。

 

ロンジェビティーでは2019年より、精神的、肉体的な健康維持のため、全従業員に1日1時間、スポーツをする時間を提供しました。さらに全従業員がリフレッシュできるようにメンタルヘルス休暇を設け、社内の様々なオンライン応援イベントを企画いたしました。毎週非公式で行うキャッチアップ、バーチャル飲み会、クイズ、スポーツチャレンジなどがあります。

 

私が優先したのは、チームが一丸となって潤滑にサービスが提供できる環境を整えることでした。

 

社会全体が混乱する中、社員全員が迅速に適応し、自分がすべきことを把握し、変化に対し前向きに対応することができました。弊社では2500万ポンド(およそ40億円)以上のGRESBアカウントを管理し、15カ国で300のBIU認証を行い、ESG戦略を多数提供しました。

 

今年は、ブルックフィールド・プロパティーズ(Brookfield Properties)、アクサ・インベストメント・マネージメント(Axa Investment Management)、JPモルガン(JP Morgan)、CBREグローバル・インベスターズ(CBRE Global Investors)、ランド・セキュリティーズ(Land Securities)、ユナイト・スチューデント(Unite Student)、ドイチェ・アセット・マネージメント(DWS)、インベスコ(Invesco)、ボーウィンベスト(Bouwinvest)、 CLSホールディングス(CLS Holdings)、セグロ(Segro)、ブラックロック(Blackrock)など、世界最大級の不動産会社から150万ポンド(およそ2億4千万円)の新規受注を獲得することが出来ました。業務内容は、ヨーロッパ全域のESGや気候リスク関連の法整備支援、認証、リスク管理戦略、再生可能エネルギーなど多岐にわたります。新規顧客のリストを拡大する一方で、インドと日本で新たに指示を受け、現地顧客のESG戦略を支援するなど、新たな地域でもサービスを拡大しています。

 

私はお客様の信頼と継続的なご支援に感謝し、それらにお応えすべく精進いたします。

 

ESG業界においてのロンジェビティーの強みは、多数の管轄地域における高水準で広範囲なサービスを提供できることですが、これはグローバル化した資本市場産業においても、顧客に同様に求められます。

 

お客様のご要望と地球のためのニーズにお応えするため、今後数ヶ月の間に4つの新オフィスを開設する予定です。アメリカに3つ(サンフランシスコ、オースティン、ニューヨーク)、ドイツのミュンヘンに1つです。現在の気候情勢を考えると、不動産業界の移行速度を加速し、排出曲線を抑制することが極めて重要です。これが世界規模かつシステマティックに行われてこそ、より高い影響力が発揮されます。弊社では資本金を調達することなく、会社の利益を使ってロンジェビティ

 

また、ここ数カ月で大きく成長した電力事業についても、新たな子会社を設立する準備を進めています。この事業体はPPAの管理とともに、大規模なエネルギーおよび電気自動車のインフラプロジェクトに専念し、ネットゼロ・カーボン戦略を実現します。前途は多難ですが、精鋭チームが24時間体制で取り組んでいます。

 

私は2015年にロンジェビティー・パートナーズを設立しました。93%の企業が5年以内に倒産しているため、起業家として5年という節目は常に意識しています。弊社は5年の節目を生き残り、確実な指示に基づいて、すべてのグループ子会社が今期黒字を達成できましたことを喜ばしく思っております。

 

毎年5月に、会社の創設をロンジェビティーのネーム入りのマルガリータとマリアッチ祝いますが、今年は少し異なりました。ロックダウンの中、5本目のろうそくを灯すことがやっとでした。コロナが収束し、安全となった折には、盛大なパーティーを開催したいと思っています。

 

これらはパートナーの皆様へ、最高のものを提供したいという社員一人一人のコミットメントがあったからこそ実現できたものです。ロンジェビティーの社風と社員は、会社を特別な存在に育て上げ、業界で最も優秀な人材を惹きつけているのです。

 

私たちは、グリーン経済をグローバルに実現するために、新たな領域に向かって一丸となって挑み続けていますが、気候の転換点を回避し、子どもたちのために安全な未来を確保するには、次の10年が重要であることを誰もが意識しなければなりません。そして私たち全員がこの共同責任に取り組むために自分の役割を果たすことが重要なのです。

 

ありがとうございました。

 

エティエン

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